暗号資産に興味を持ち始めたけれど、「どのコインが人気?」「価格はどこで調べればいい?」などと感じたことはありませんか?
そんなときに役立つのが、**CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)**というサイトです。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)は、暗号資産を取り扱う人全員に知っておいてほしいサイトです。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)を使うと、ネットや知り合いからの情報に振り回されず、自分で暗号資産の投資判断 ができます。
通貨のランキング、価格の上下、時価総額、出来高などを、ひと目で確認できる便利なサイトとして、世界中の投資家に利用されています。
この記事では、CoinMarketCapの基本情報から便利な使い方までを、初心者向けにわかりやすく解説します。これから暗号資産投資を始めたいと思っている方や、暗号資産で資産を増やしていきたいという方には、必須サイトですので、使い方をチェックしてマスターしてください。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)とは?
CoinMarketCapは、世界中の暗号資産の価格や市場データをリアルタイムで提供している情報の宝庫です。2013年4月に設立され、2020年4月に大手暗号資産取引所のBinance(バイナンス)買収されました。
現在はBinanceグループの一員として運営されています。
MarketCapとはマーケットキャピタリゼーションの意味で、株用語でいうところの時価総額です。

時価総額とは企業の価値・信頼を数値で表したもの
だよ。

時価総額が大きいと、将来の成長に対する期待も大きいということだね。
CoinMarketCapに登録されている通貨は数万種類以上に及び、ビットコインやイーサリアムなどの有名コインから、新しいアルトコインまで暗号資産に関する情報が、ひと通り掲載されています。
CoinMarketCapを使いこなすための手順と基礎知識
CoinMarketCapのアカウントを作成
アカウント作成はメールアドレスがあれば、3分できます。
【手順】
1.画面右上のログインをクリック

2.サインアップをクリック

3.登録したいご自身のメールアドレス記入
4.パスワードを作成して記入
5.アカウント作成をするをクリック

6.メールに認証コードが送られてくるので、記入する。
「アカウント作成する」をクリックしてから1分以内に、メールに届いた認証コードを記入する。
これでCoinMarketCapのアカウント作成ができます。
CoinMarketCapで使用するアカウントを作成したら、CoinMarketCapのサイトを日本語読みにします。
右上のアイコンをクリック→日本語を選択


CoinMarketCapの超基本的な見かたを覚える
赤い四角の枠の部分は基礎的なことなので、詳しく見ていきます。
この部分の意味を知らないと、後々の解説の意味がわからなくなるので、しっかり理解しましょう。

暗号資産、取引所、時価総額を拡大して見ていきます。

一番左の暗号資産は、現在の暗号資産の規模を表しています。
18.46Mという数字は1846万種類の暗号資産が流通していることを表しています。
取引所:831という数字はCoinMarketCapに掲載されている暗号資産取引所の数です。
時価総額:$3.69Tは3兆6900億$ (1$≒150円計算で)約553兆5000億円です。
下表に単位の目安を示しています。
| 単位 | 読み方 | 米ドル表記(USD) | 日本円換算(150円/USD) | 主な用途例 |
|---|---|---|---|---|
| 1M | ミリオン | 1,000,000(100万ドル) | 約1億5,000万円 | 小規模トークンの時価総額や取引高など |
| 1B | ビリオン | 1,000,000,000(10億ドル) | 約1,500億円 | 中〜大型のアルトコインの時価総額など |
| 1T | トリリオン | 1,000,000,000,000(1兆ドル) | 約150兆円 | 暗号資産市場全体の時価総額など |
24時間のボリュームとドミナンスを拡大して見ていきます。

24時間のボリューム:111.03Bは1110億3千万$(1$≒150円計算で)16兆6545億円です。
24時間で16兆6545億円の暗号資産が取引されたということです。
ドミナンス:BTC63.7% ETH9.7%が表している内容は、市場全体でのコインの占める割合。
ドミナンスは日本語で優位という意味。
553兆5000億円のうち63.7%がビットコインが占めていて、9.7%がイーサリアムが占めているという意味です。

ETHガス0.31Gwei(ギガウェイ)は、イーサリアムネットワーク上で、取引する時にかかる現在の手数料。
一般的に、ガス代と呼びます。
1Gwei=0.000000001ETHです。
ガス代は都度変化します。
恐怖と強欲は市場が今「恐れている」か「欲深くなっている」かを示すもの。
0~100のスコアで表されます。
| スコア | 感情 | 状態の意味 |
|---|---|---|
| 0〜24 | 極端な恐怖(Extreme Fear) | 市場は非常に悲観的。売り圧力が強いことも。 |
| 25〜49 | 恐怖(Fear) | 不安・懸念が多い。価格下落が影響している場合が多い。 |
| 50 | 中立(Neutral) | 市場心理は安定しており、特に偏りはない状態。 |
| 51〜74 | 欲望(Greed) | 楽観的ムードが広がり、買いが優勢な状態。 |
| 75〜100 | 極端な欲望(Extreme Greed) | 市場は過熱状態。バブルの可能性がある。 |
CoinMarketCapで暗号資産ランキングの見かたを解説
ランキングは時価総額が基準になってランク付けされています。
値段の高い順ではなくて、時価総額の高い暗号資産がランキング上位に来ます。

ビットコインの時価総額、約2兆3500億$は日本円で(1$≒150円計算)352兆5000億円です。(2025年7月時点)現時点ではGoogleの時価総額を超えています。
時価総額の値はそのコインの価格✕循環供給で決まります。
2020年10月時点ではビットコインの時価総額は25兆円だったので、5年で10倍以上に。
いかにビットコインの将来性があるかがわかりますね。
供給量(循環供給・最大供給)とは?
- Circulating Supply(循環供給):現在市場で流通しているコインの枚数
- Max Supply(最大供給量):発行上限がある場合の最大枚数
ビットコインの供給量は最大2100万枚と決まっており、2025年7月時点のビットコインは19893975枚市場にでています。
赤矢印の部分にカーソルを合わすと、赤四角で囲んである19893975BTCなどの細かい数値がでてきます。

CoinMarketCapでの暗号資産の検索方法
画面上部の検索バーにコイン名やティッカー(例:BTC、ETH)を入力すると、該当する通貨がすぐに表示されます。名前が分からなくても、ランキングやカテゴリから探せます。
初心者はまず、ランキング上位の主要コインをチェックしてみるのがおすすめ。
王道のビットコインを見ていきましょう。
矢印のビットコインの箇所をクリックします。

クリックしたら下のような図ビットコインに対する大まかな内容が現れます。

左上から順に解説します。
・ボリューム(24時間):24時間でビットコイがどれだけ取引されたか
・出来高/時価総額(24時間):24時間で何%値動きがあったのか
・最大供給量:ビットコインが市場に出回る最大枚数。⇢2100万枚
・FDV:今後発行できるコインが全部市場に出たら、全体でどれくらいの価値になるの?」を表したもの。ビットコインで言えば⇢2100万枚✕現在のビットコイン価格
・総供給量:[作成されたコインの枚数−焼却されたコインの枚数]→ビットコインの場合は焼却されたコインはない。なので循環供給量と同じ値。
・循環供給量:市場に流通し、一般の人々の手に渡っているコインの量
ポートフォリオ機能の使い方
CoinMarketCapには自分の保有資産を記録できる「ポートフォリオ」機能があります。

・保有コイン
・購入価格
・保有数量
などを入力することで、含み益・損失や全体の資産推移がグラフで分かります。取引所と連携するわけではないため、手動で入力する必要があります。投資の記録や管理にとても便利。
表の右から2列目の平均購入価格は購入した価格で、ユニスワップでいうと7.83$のときに購入しています。
購入数はホールディングスのところに記載のある12.3uni。
一番左にある価格が現在価格、ユニスワップでいうと、7.8686$で購入時よりは、やや上昇しています。
なので一番右にある損益が0.4753ドルほど増えています。
微々たるもんですね。
あとは全部赤字をたたいています。
snsで「これは上がるだろう」と発信していたかたが購入していたものを、そのままを購入したのですが、見事にどれも大幅マイナス。
未来を見通す水晶玉は誰も持っていないですねー。
ウォッチリストの活用で気になる銘柄をチェック

気になるコインをお気に入り登録しておくことで、「ウォッチリスト」に追加できて
日頃の値動きを素早くチェックできます。
検索でいちいち探す手間が省けますね。
ウオッチリストに入れている一覧はこんな感じ↓↓

ウオッチリストへの入れ方は、チェックしたい暗号資産の左の星マーク☆をクリックするだけ。
星が黄色に塗りつぶされると、お気に入りリストに登録されている。

他の暗号資産情報サイトとの違いは?
CoinGeckoとの比較
よく比較されるのが「CoinGecko(コインゲッコー)」です。
| 項目 | CoinMarketCap | CoinGecko |
|---|---|---|
| 情報の更新頻度 | やや早い | 非常に早い(リアルタイム性) |
| UIの見やすさ | シンプルで初心者向き | やや情報量多め |
| アラート機能 | ○ | ○ |
| 指標の種類 | 主要指標中心 | 開発者アクティビティなども反映 |
どちらも優れた情報サイトですが、初心者にはCoinMarketCapのほうが見やすく、操作も簡単です。
まとめ|CoinMarketCapは暗号通貨投資の情報収集に必須!
CoinMarketCapは、暗号通貨に関する正確で豊富な情報をリアルタイムで提供してくれる強力なツールです。
- 価格の推移やランキングの確認
- ポートフォリオ管理
- 気になる銘柄のウオッチリストの作成
これらの機能を使いこなせば、暗号通貨の世界を深く理解し、チャンスを逃さずに投資判断ができるようになります。
暗号資産初心者こそ、CoinMarketCapを使って情報収集の「土台」を作ってみてください。
